PARROTS

餌替え

　通常、購入した個体はひまわりが主食だと思います、早いうちに配合飼料に変えれば問題は起こらないと思いますが、生後１年以上経つと非常に難しくなります、もちろん、ひまわりのままで良いという意見もあり、一概に変えて良いかどうかはわかりませんが、僕の場合は２年後変更しました。
　理由は、２年経った頃から、発情が激しくなったからです、また、雑誌等の情報から決心しました。決心とは大袈裟かもしれませんが、これがホント大変でした。

　まず、餌ですが、色々検討した結果ヘーゲン社の餌にしました。
　臭いが少しわざとらしいですが、脂肪が少ないこと、雑誌等の情報をもとに決定しました。
　一般的な餌替えの手順は、ひまわりに少しずつ変える餌をまぜ、最終的に全部入れ替えるというやり方です。

対決！？

　しかし、そんなやり方で騙される？ヨウムではありません。最後まで、たとえ一粒になってもひまわりを探しそれのみ食べ続けました。そして、最後、人工飼料だけになったら全く餌を食べなくなり、遂に水しか飲まなくなりました。少しは食べたのかもしれませんが、とにかく僕の前では食べていません。意地でも食べまいとしているようでもありました。お喋りもしなくなり、このままではヤバイと思い、根負けしそうになったとき、一つの考えが浮かびました。

　彼の前で美味そうにその餌を食べるまねをしたらどうだろう？第一、意地の断食をしている彼は腹減ってヘロヘロ状態だ、ちょっとしたきっかけさえつくってやればいいのでは？
　餌の説明書きにどうしても食べない場合は、湿らせると良いと書いてあったので、取り敢えず湿らせた餌を少し用意し実験を開始した。

　「あー美味しい、この餌食べたらひまわりなんてもう食べられないね」と言いながら、餌をスプーンで食べる（もぐもぐ口も動かした）ふりをしました。
　すると、どうだろう！しばらく様子を見ていた彼がそっとケージ越しにくちばしを出してきた。そっと舌の上に湿らせた餌を一粒乗せました、ゆっくり食べた！！さらに一粒と、その日は１０粒近く食べたと記憶してます。

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