小川佳津子&ステラ21 

〜久しぶりに大当たりと思ったが・・・〜

 2007.6.27とあるので、既に紹介されているかもしれないが、このCDにはビックリした。
 パーカッションアンサンブルで聴き所はたくさんあるが、なによりも、高域の素晴らしさにびっくりした。CDの限界に挑戦という感じで、恐ろしく繊細でありながら、もの凄いエネルギーが噴出する。打楽器の倍音成分が凝縮された感じで立ち上り立ち下り、切れ、透明度文句なしで、久しぶりに超優秀録音に出会ったと思ったのだが・・・。

 録音は24ビットHDCDとあり、なるほど高音質を狙ったディスクなんだと納得。そういえば、HDCD??確かサンスイのプレイヤーで見た記憶があったが、すっかり忘れていたので、早速ネットで調べてみた。
 難しいことは読み飛ばして得た結論は、超大雑把に言って、専用デコーダーを通さないと、再生された高域に癖がのる録音方式らしく、あの猛烈エネルギー充満高域は、HDCDの癖?という可能性大となり、ガックリ・・・。これが通常CDなら超優秀録音として久しぶりによっしーさんにメール!?と思ったのだが・・・。
 HDCDデコーダーを通した音が果たしてどうなのか興味もあるし、もう少し聴き込んでから判断する必要がありそうだ。
 それから、ちょっと気になったのは、トゥイーターのエージングを進めるソフトとしては、文句なしだと思うが、”普通”のトゥイーターによっては断線の危険があるのではないか?アンプを含め再生機器に負担がかかっているのではないか?ということ。
 なお、個人的には録音のよさ?がHDCDのトリック、錯覚だとしても、あるところでは魅入られた風景に共通するところもあるし、タイプの曲も多く、いいソフトだと思っている。